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- 都賀で高齢者糖尿病治療に悩む方へ - 適切な治療法や予防、注意点を解説
都賀で高齢者糖尿病治療に悩む方へ - 適切な治療法や予防、注意点を解説
2026.01.13
この記事では、「高齢者糖尿病」について解説します。後半部分では、「高齢者糖尿病のよくある合併症と注意点」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
高齢者糖尿病とは – 都賀の高齢者糖尿病治療
高齢者糖尿病の治療方針 – 都賀の高齢者糖尿病治療
家族のサポートが必要な理由 – 都賀の高齢者糖尿病治療
高齢者糖尿病のよくある合併症と注意点 – 都賀の高齢者糖尿病治療
高齢者の糖尿病と他の病気との関係 – 都賀の高齢者糖尿病治療
まとめ
高齢者糖尿病とは – 都賀の高齢者糖尿病治療

高齢者の糖尿病は若年層とは異なる特徴を持ち、治療方針も大きく異なります。まずは、高齢者糖尿病の基本的な知識から適切な対応方法まで解説します。
高齢者糖尿病とは
高齢者糖尿病とは、65歳以上で発症または治療を受けている糖尿病を指します。この定義は、日本糖尿病学会と日本老年医学会が共同で策定したガイドラインでも採用されており、医療現場における標準的な基準となっています。高齢者の糖尿病では、若年層とは異なる症状の出方に注意が必要です。例えば、典型的な口渇や多尿といった症状が目立たないことが多く、気づかないうちに脱水状態に陥ることがあります。また、高血糖による意識障害や認知機能の低下が急激に現れることもあるため、家族が「急に元気がなくなった」と気づくケースも少なくありません。さらに、全身の倦怠感や食欲不振、体重減少といった非特異的な症状として現れることが多く、加齢による体力低下と見過ごされやすいという特徴があります。
高齢者に多い2型糖尿病の特徴
高齢者糖尿病の大部分は2型糖尿病が占めています。加齢に伴い、インスリンを分泌する膵臓の機能が徐々に低下し、同時に筋肉量の減少や運動量の低下により、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」が高まります。高齢者の2型糖尿病では、食後の血糖値が特に上がりやすい傾向があります。これは食事による刺激に対してインスリンが適切なタイミングで分泌されにくくなるためです。一方で、空腹時血糖値は比較的正常範囲内に保たれていることもあり、通常の健康診断では見逃されることもあります。また、高齢者では複数の慢性疾患を抱えていることが多く、高血圧や脂質異常症、心疾患などを併発しているケースが一般的です。これらの疾患が相互に影響し合い、治療を複雑化させる要因となっています。
「合併症予防」より「生活の質(QOL)」を重視した対応が必要
従来の糖尿病治療では、将来の合併症を予防するために厳格な血糖コントロールが重視されてきました。しかし、高齢者においては、残された人生の時間や日常生活の質を考慮し、治療方針を個別化することが重要です。過度に厳しい血糖管理は、低血糖のリスクを高め、転倒や骨折、さらには心血管イベントにつながる可能性があります。特に一人暮らしの高齢者や認知機能が低下している方では、低血糖の自覚や対処が困難であり、命に関わる事態を招くこともあります。そのため、現在のガイドラインでは、患者の年齢、認知機能、日常生活動作(ADL)、サポート体制などを総合的に評価し、やや緩やかな血糖コントロール目標を設定することが推奨されています。毎日の食事を楽しみ、自立した生活を維持することが、高齢者にとっては最も価値のある目標となります。
高齢者糖尿病の治療方針 – 都賀の高齢者糖尿病治療

高齢者の糖尿病治療は、若年層とは異なるアプローチが求められます。画一的な治療ではなく、患者一人ひとりの生活背景や身体状況に合わせた柔軟な対応が必要です。ここでは、高齢者糖尿病における治療の基本的な考え方と、安全で効果的な治療のポイントについて解説します。
食事・運動・薬物治療のバランスを丁寧に調整
高齢者糖尿病の治療においては、食事療法、運動療法、薬物療法の三本柱をバランス良く組み合わせることが基本となります。ただし、若年層のように厳格な制限を課すのではなく、現実的で継続可能な方法を選択することが重要です。例えば、食事療法では極端なカロリー制限や糖質制限は避け、バランスの取れた食事を適量摂取することを目指します。高齢者では食欲低下や咀嚼・嚥下機能の低下により、低栄養状態に陥るリスクがあるため、十分なタンパク質やエネルギーを確保することが優先されます。また、運動療法については、散歩や軽い体操など、転倒リスクの少ない安全な範囲で継続できる活動を推奨します。無理な運動は、かえって関節や筋肉を痛める原因となります。なお、薬物療法では、低血糖を起こしにくい薬剤を選択し、少量から開始して効果と副作用を慎重に観察しながら調整していきます。これら三つの治療法を、患者の生活リズムに無理なく組み込むことが、長期的な治療成功の鍵となります。
持病・年齢・認知症の有無などに応じた個別対応が重要
高齢者は複数の慢性疾患を抱えていることが一般的であり、それぞれの病態に応じた個別化された治療計画が不可欠です。心不全や腎機能障害がある場合には使用できる薬剤が限られますし、肝機能が低下していれば薬剤の代謝にも影響が及びます。また、年齢による違いも考慮が必要です。65歳から74歳までの前期高齢者と、75歳以上の後期高齢者では、身体機能や認知機能に大きな差があることが多く、治療目標も異なります。特に認知症の有無は、治療方針を決定するうえで重要な要素です。なお、認知機能が低下している方では、服薬管理が困難になり、飲み忘れや重複服用のリスクが高まります。また、低血糖症状を自覚したり周囲に伝えたりすることが難しくなるため、より安全性の高い治療法を選択する必要があります。家族のサポート体制や独居かどうかといった生活環境も、治療方針を決定する際の重要な判断材料となります。
過度な血糖コントロールはかえってリスク
高齢者糖尿病治療において最も警戒すべきは、過度に厳格な血糖管理による低血糖です。若年層では将来の合併症予防のために厳しい血糖コントロールが推奨されますが、高齢者では低血糖がもたらす即時的なリスクの方が深刻な問題となります。低血糖が起きると、冷や汗、動悸、手の震えといった初期症状が現れますが、高齢者ではこれらの自覚症状が乏しいことが多く、気づかないうちに重症化することがあります。また、低血糖によるふらつきは転倒や骨折につながり、それが長期入院や寝たきり状態の引き金となることも少なくありません。さらに、重度の低血糖は意識障害や昏睡を引き起こし、救急搬送が必要となる場合もあります。加えて、低血糖は心血管系への負担が大きく、不整脈や心筋梗塞のリスクを高めることも報告されています。そのため、高齢者では血糖値をやや高めに設定し、低血糖を確実に回避することが、安全で質の高い生活を維持するために最優先されます。
家族のサポートが必要な理由 – 都賀の高齢者糖尿病治療

高齢者の糖尿病治療を成功させるためには、ご本人の努力だけでなく、家族による適切なサポートが欠かせません。ここでは、なぜ家族のサポートが重要なのか、そして「具体的にどのような支援が求められるのか」について解説します。
家族のサポート体制が不可欠
高齢者糖尿病では、ご本人が病気の重要性を十分に認識していないケースが少なくありません。高齢者の糖尿病は自覚症状に乏しいことが多く、「特に困っていないから大丈夫」と治療の必要性を感じにくい傾向があります。また、認知機能が低下している場合には、医師からの説明を理解したり記憶したりすることが難しくなり、服薬管理や血糖測定といった日常的なセルフケアが困難になります。こうした状況では、家族による具体的なサポートが治療の継続に大きく影響します。例えば、通院に同行することは、医師からの説明を家族も一緒に聞くことで、治療方針や注意点を正確に把握できる重要な機会となります。また、日常生活での声かけは、服薬のタイミングを忘れないよう促したり、体調の変化に早めに気づいたりするために有効です。さらに、食事管理の協力では、極端な制限ではなく、栄養バランスの取れた食事を一緒に楽しむことが大切です。家族が過度に管理しようとすると、かえって本人の自立心を損なうこともあるため、本人の意思を尊重しながら、さりげなく見守る姿勢が求められます。「千葉市都賀周辺で糖尿病の家族を支える方へ」では、より詳しく解説しています。
医療者との情報共有、訪問診療・介護サービスとの連携も視野に
家族のサポートは、医療者との円滑なコミュニケーションを確保するうえでも重要な役割を果たします。高齢者ご本人からは伝わりにくい日常生活での小さな変化、例えば食欲の低下や活動量の減少、気分の落ち込みなどを家族が医師や看護師に伝えることで、早期の治療調整が可能になります。また、症状の進行や身体機能の低下に伴い、通院が困難になることもあります。そのような場合には、訪問診療の利用を検討することが有効です。訪問診療では、医師が自宅を定期的に訪れて診察や処方を行うため、通院の負担が軽減されます。さらに、介護サービスとの連携も視野に入れることが大切です。訪問看護師による血糖測定や服薬管理の支援、ヘルパーによる食事準備や生活援助など、専門職の力を借りることで、家族の負担を軽減しながら、より質の高いケアを提供できます。なお、ケアマネジャーと相談しながら、本人と家族の状況に合わせた適切なサービスを組み合わせることが、長期的な治療継続の鍵となります。
高齢者糖尿病では、ご本人の病識が薄かったり、認知機能の低下により自己管理が困難になったりするケースがあるため、家族のサポートが不可欠です。通院同行や日常的な声かけ、食事管理の協力などを通じて、治療を継続しやすい環境を整えることが重要です。
高齢者糖尿病のよくある合併症と注意点 – 都賀の高齢者糖尿病治療

高齢者の糖尿病では、様々な合併症が生じやすく、それが生活の質や予後に大きく影響します。早期発見と適切な対応が重要ですが、高齢者では症状が分かりにくいことも少なくありません。ここでは、高齢者糖尿病で特に注意すべき合併症と、その兆候に気づくためのポイントについて解説します。
感染症(肺炎・尿路感染)、歯周病、心筋梗塞、脳梗塞
高齢者糖尿病では、高血糖による免疫機能の低下により、感染症にかかりやすく重症化しやすいという特徴があります。特に肺炎は高齢者の命に関わる重大な合併症であり、発熱や咳といった典型的な症状が目立たないまま進行することもあるため、注意が必要です。また、尿路感染症も頻度が高く、排尿時の痛みや頻尿に加えて、全身倦怠感や食欲不振として現れることもあります。さらに、歯周病は糖尿病との相互関係が指摘されており、歯周病が悪化すると血糖コントロールも悪化し、逆に血糖値が高いと歯周病も進行しやすくなります。なお、口腔ケアの不足は誤嚥性肺炎のリスクも高めます。加えて、糖尿病は動脈硬化を促進するため、心筋梗塞や脳梗塞といった心血管系の合併症のリスクが健常者の数倍に上ります。高齢者では胸痛などの典型的な症状がなく、息切れや倦怠感だけで心筋梗塞が起きていることもあり、早期発見が難しいケースもあります。
傷の治りが遅い、視力の低下、手足のしびれ
糖尿病による高血糖状態が続くと、細い血管や神経が徐々に障害されていきます。その結果、日常生活の中で気づきやすい様々な症状が現れます。例えば、傷の治りが遅くなることは、糖尿病の代表的な特徴の一つです。小さな擦り傷や靴擦れが治りにくく、感染を起こして潰瘍になることもあります。特に足の傷は気づかれにくく、重症化すると糖尿病性足病変として切断に至るケースもあるため、日頃から足の観察が重要です。また、視力の低下は糖尿病性網膜症による場合があります。初期には自覚症状がないまま進行し、気づいたときには視力が大きく低下していることもあるため、定期的な眼科検診が欠かせません。なお、手足のしびれや痛み、感覚が鈍くなるといった症状は糖尿病性神経障害によるものです。特に足先から症状が始まることが多く、ピリピリした痛みや灼熱感を訴える方もいます。また、皮膚のかゆみも糖尿病でよく見られる症状で、乾燥肌と合わせて強い不快感をもたらすことがあります。
「いつもと違う」と感じたらすぐに受診を
高齢者糖尿病の合併症は、初期段階では症状が目立たず、気づいたときには進行していることが少なくありません。そのため、「いつもと違う」という些細な変化を見逃さないことが極めて重要です。普段より疲れやすい、食欲がない、体重が減った、足がむくむ、息切れがするといった漠然とした症状でも、重大な合併症の前触れである可能性があります。なお、ご本人が症状を適切に表現できない場合もあるため、家族や周囲の方が日常の変化に気を配ることも大切です。いつもより元気がない、会話が少なくなった、歩き方がおかしいといった小さなサインに注目してください。また、定期的な検査を受けることも合併症の早期発見につながります。血液検査、尿検査、眼底検査、心電図などを定期的に受け、異常の兆候を早めに捉えることが重要です。自己判断で様子を見ているうちに状態が悪化することもあるため、気になる症状があれば、遠慮せずに早めに医師に相談してください。受診のタイミングを逃さないことが、重篤な合併症を防ぐ鍵となります。
高齢者糖尿病では、感染症、歯周病、心筋梗塞、脳梗塞など様々な合併症が生じやすく、症状が典型的でないため発見が遅れることもあります。また、傷の治りの遅さ、視力低下、手足のしびれやかゆみといった日常生活で気づく症状も重要なサインです。合併症の多くは初期段階では目立たないため、「いつもと違う」と感じたら、些細なことでもすぐに医師に相談することが大切です。定期的な検査を欠かさず受け、家族や周囲の方も日常の変化に注意を払うことで、早期発見と適切な対応が可能になります。
高齢者の糖尿病と他の病気との関係 – 都賀の高齢者糖尿病治療

高齢者の糖尿病では、他の複数の病気を同時に抱えていることが非常に多く、これを「多病」といいます。特に高血圧や脂質異常症は糖尿病と密接に関連しており、これらが重なることで動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが大きく高まります。また、骨粗鬆症も糖尿病患者では発症しやすく、わずかな転倒でも骨折につながり、寝たきりの原因となることがあります。さらに、近年注目されているのが糖尿病と認知症の関連です。糖尿病があると認知症の発症リスクが高まることが分かっており、認知機能の低下は服薬管理や血糖コントロールをより困難にします。こうした様々な症状が現れたときに、「年齢のせいだから仕方ない」と片付けてしまうことは危険です。実際には糖尿病や他の疾患が原因で改善可能な症状である場合も多く、丁寧な診察と適切な検査によって原因を特定することが重要です。しかし、複数の病気を治療するために多くの薬を服用することになると、薬同士の相互作用による副作用のリスクが高まります。また、飲む薬の種類や回数が増えるほど、飲み忘れや飲み間違いも起こりやすくなります。そのため、医師は必要最小限の薬で最大の効果が得られるよう処方を工夫し、患者や家族と協力しながら、安全で継続可能な治療を目指すことが求められます。
まとめ

高齢者の糖尿病治療において何よりも大切なのは、厳格な数値目標ではなく、患者の安全と日々の生活の質を守ることです。低血糖による転倒や意識障害といったリスクを最小限に抑えながら、ご本人が安心して自分らしい生活を送れるよう、一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立てていくことが大切です。当院では、ご本人だけでなくご家族とも密に連携した治療・支援体制を整えています。通院時にはご家族にも同席いただき、日常生活での変化や気になる点を共有していただくことで、より適切な治療調整が可能になります。また、服薬管理や食事の工夫、体調変化への対応方法など、ご家族が安心してサポートできるよう丁寧にご説明いたします。さらに、必要に応じて訪問診療や介護サービスとの連携もサポートし、通院が困難になった場合でも継続的なケアを提供できる体制を整えています。糖尿病は早期から適切に対応することで、合併症を予防し、健やかな生活を長く維持することができます。「最近ちょっと気になるな」「家族の様子がいつもと違う気がする」という段階から、どうぞ気軽にご相談ください。
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糖尿病予備群(境界型糖尿病)の症状や対策について解説
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
厚生労働省が発表した平成28年「国民健康・栄養調査」の結果では、糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)はいずれも約1,000万人(合わせて約2,000万人)と推計されています。
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【目次】
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは
糖尿病予備群の主な症状
糖尿病予備群と診断された方へ
糖尿病予備群にならないための予防法
【糖尿病予備群にならないための予防法1】運動
【糖尿病予備群にならないための予防法2】食生活の見直し
【糖尿病予備群にならないための予防法3】禁煙
糖尿病予備群の疑いがある方、医師の診断を受けたい方へ
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは
糖尿病予備群(境界型糖尿病)とは、糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないものの、血糖値が正常より高い状態にあることを指します。
「HbA1c 6.5%未満」「空腹時血糖が110 mg/dl以上126 mg/dl未満」「75g経口ブドウ糖負荷試験2時間の血糖値が140 mg/dl以上200 mg/dl未満」のいずれかを満たす人が該当します。
糖尿病予備群の主な症状
糖尿病予備群(境界型糖尿病)では、自覚症状がありません。
しかし体内では、既に血糖値を下げるホルモンである「インスリン」が出にくくなったり、効きづらくなったりする変化が起きています。
また糖尿病に特有の合併症である、網膜症、神経障害、腎機能障害も少しずつ進行するとも言われています。
さらに高血圧や脂質異常症なども併発しやすくなり、全体として、血糖値が正常な状態に比べ、動脈硬化の進行は加速されます。
なお、動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な疾患が引き起こされる危険性が高くなります。
糖尿病予備群と診断された方へ
糖尿病予備群の方は、食事、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣を見直し、肥満や高血圧、ストレスなどに対する健康管理に取り組むことで、糖尿病へ進行するリスクを減らすことができます。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、まずは生活習慣の見直しから始めてください。
なお上述した通り、糖尿病予備群でも、既に血糖値を下げるホルモンであるインスリンが出にくくなったり、効きづらくなったりする変化が起きています。
また糖尿病に特有の合併症である、網膜症、神経障害、腎機能障害も少しずつ進行するとも言われています。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、絶対に放置してないでください。
糖尿病予備群にならないための予防法
糖尿病予備群では、生活習慣の改善により「糖尿病の発症のリスク」を減らすことができます。
では、具体的には何をすればいいのでしょうか。順番にご紹介していきます。
【糖尿病予備群にならないための予防法1】運動
糖尿病を予防するためには「運動」が効果的です。運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進。インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。
また長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。
ですので、糖尿病予備群と診断された方は、できれば毎日、少なくとも週に3~5回は体を動かしてください。
なお、糖尿病を予防するための運動としては「有酸素運動」と「レジスタンス運動」が推奨されております。
<有酸素運動>
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。
ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。
有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。
<レジスタンス運動>
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。
スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。
レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
【糖尿病予備群にならないための予防法2】食生活の見直し
糖尿病予防の基本は「食生活を見直すこと」です。
食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。
食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。
バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、膵臓の負担は軽くなり、膵臓の能力は回復されます。
なお、食事のポイントについては以下をご覧ください。
<ゆっくり食べる>
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。
食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<野菜類から食べる>
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。
食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<アルコールは適量にする>
アルコールには一時的にはインスリンの働きを改善する効果があります。
しかし長期間飲んでいると逆にインスリンの分泌量が低下することがわかっていますので、アルコールは、ほどほどにしてください。
<腹八分目でストップ>
慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。
いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。
とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。
<間食をしない>
間食をすると血糖値の高い状態が続き、インスリンを分泌する膵臓に大きな負担がかかります。
また、その状態のままで次の食事をすると、食後高血糖の原因にもなります。糖尿病を予防するためにも間食はできる限り控えてください。
【糖尿病予備群にならないための予防法3】禁煙
喫煙は交感神経を刺激して血糖を上昇させるだけでなく、体内のインスリンの働きを妨げる作用があります。
そのため、たばこを吸うと「糖尿病にかかりやすくなる」といえます。
日本人を対象とした研究データによると、喫煙者は非喫煙者と比べ糖尿病を発症するリスクが38%高くなると言われています。
ですので、糖尿病予備群の方は喫煙を控えてください。
糖尿病予備群の疑いがある方、医師の診断を受けたい方へ
糖尿病予備群の方は、自覚症状がありません。
そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。
健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。
糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
また糖尿病予備群の方の“適切な対策”を知りたい方も、いつでもご相談ください。
当日の順番予約はこちらから
2023.01.21
糖尿病治療法の一つ、インスリン療法を解説
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
この記事では、糖尿病の代表的な治療法である「インスリン療法」について解説していきます。
後半部分では「インスリン療法のメリット・デメリット」について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。 .cv_box {
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【目次】
インスリンとは何か
インスリン療法とは
インスリン療法のしくみ
インスリン注射を行う前に血糖自己測定
インスリン療法の具体的な手法
インスリン療法のメリット
インスリン療法のデメリット
インスリン注射はほとんど痛くありません
インスリン療法は早期に始めることが効果的です
インスリン療法についてご相談したい方はいつでもご相談下さい
インスリンとは何か
インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンの一種です。
糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持っております。
なお、インスリンの働きが悪くなったり分泌される量が少なくなったりすることで、血糖値が高い状態が続いてしまうのが「糖尿病」です。
糖尿病について詳しく知りたい方は「糖尿病情報センター」をご覧ください。
インスリン療法とは
インスリン療法とは、患者さん自身がインスリン製剤を継続的に投与して血糖をコントロールする治療法のことです。
インスリン製剤を投与する方法として、「頻回インスリン注射療法」と「持続皮下インスリン注入療法」があります。
頻回インスリン注射療法は、一般的にペン型の注射器を用いて1日に数回インスリン注射を行う方法です。お腹、太もも、上腕、お尻に注射することが推奨されています(これらの部位を少しずつ、ずらしながら注射します)。
一方、持続皮下インスリン注入療法は、携帯型のインスリンポンプを使用して皮下に留置した挿入した「カニューレ」からインスリンを持続的に注入する方法です。
インスリンの注入量や注入速度を細かく調整できるため、頻回インスリン注射療法で血糖コントロールが困難な人や低血糖を頻発する人、食事や勤務時間が不規則な人、妊娠中あるいは妊娠の予定がある人などに向いています。
なお、インスリン療法については「インスリンとは?特徴・種類・注意点」でも同様のことを伝えています。
インスリン療法のしくみ
インスリンの自己注射を行うのは「1型糖尿病」の方、または「2型糖尿病」のうち内服治療が難しい方です。
不足したインスリンを注射で補うことで、健康な人のインスリン分泌に近づけます。
なおインスリンの自己注射では、効果が長時間持続するインスリン製剤を1日に1,2回と、即効性のあるものを毎食前に打つなどして、この2つの分泌を再現します(どのインスリン製剤を使うか、どのタイミングで注射するかは体格や生活様式などに合わせて調整します)。
インスリン注射を行う前に血糖自己測定
インスリン注射を行う前に、自分で血糖値を測定する「血糖自己測定」を行うことがあります。
なぜなら日々の血糖値を記録することで、血糖コントロールを良好に行えるからです。
また直前に測定することで、「血糖値が低いにも関わらず自己注射を行い、さらに低血糖になる」といったことを防ぐことができます。
血糖自己測定の方法は以下の通りです。
⑴ 血糖測定器、測定用チップ、消毒用アルコール綿、穿刺器、穿刺針、自己管理ノート、針捨て容器を準備し、手を洗ってください。
⑵ 血糖測定器に測定用チップを、穿刺器に針をセットします。
⑶ 指先などを消毒します。そして針を消毒した場所に押し当て、穿刺器のボタンを押して針を刺してください。
⑷ 血液を測定用チップに染み込ませて、血糖値を測定します。
⑸ 残った血液を拭き取り、血糖値を自己管理ノートに記録してください。
インスリン療法の具体的な手法
インスリン注射の具体的な方法は以下の通りです。
⑴ 注入器、製剤カートリッジ、消毒綿など必要な物品を準備します。インスリン製剤が混濁している場合は均一になるようにカートリッジを振ってください。
⑵ インスリン製剤に注射針をセットします(針が曲がらないように真っすぐ刺してください)。
⑶ インスリン製剤の空打ちをして針先まで薬液を満たします。
⑷ ダイヤルを回転させて注射する単位数を医師の指示した値にセットしてください。
⑸ 注射する部位を消毒します。そして皮膚を軽くつまんで直角に注射針を刺してください。
⑹ ダイヤルが0になるまで、しっかりと薬液を注入します。そして10秒程度数え、注入ボタンを押したままで針を抜きます。
⑺ 針はキャップをかぶせてから取り外します。なお、針は1回きりの使用になりますので、ご注意ください。
※インスリン注射をする場所はお腹、太もも、おしり、腕です。
それぞれ薬の吸収速度が異なるため、注射部位を医師から指示される場合があります。
また、同じところに針を刺し続けると皮膚が硬くなり、痛みの原因になったり、薬の効きが悪くなります。
ですので毎回2〜3cmずらすようにしてください。
「糖尿病のインスリン注射器の使い方と副作用の対処法」でも同様のことを伝えています。
インスリン療法のメリット
インスリンを体外から補充することによって、無理にインスリンを出そうとする膵臓の働きすぎを防ぎ、疲れた膵臓を一時的に休めることができます。
インスリン治療によって膵臓の働きが回復したら、インスリン注射の回数を減らせたり、経口血糖降下薬だけの治療に戻せる可能性があります(インスリン療法により、膵臓のインスリン分泌機能が回復することもあります)。
インスリン療法のデメリット
残念ながら、インスリンには副作用があります。インスリン療法における主な副作用は、「低血糖症状」です。インスリンには、血糖値を下げ、良好な血糖コントロールが期待できる分、その裏返しで「低血糖症状」という副作用があります。
低血糖症状は、インスリン療法に限らず、糖尿病の治療に用いられる飲み薬全般でも起こりうる副作用です。
そのため、低血糖症状に対する適切な処置方法を把握し、血糖の自己測定などで自身を管理することが大切になってきます。
インスリン療法における副作用について詳しく知りたい方は「糖尿病ネットワーク」をご覧ください。
インスリン注射はほとんど痛くありません
インスリン注射は予防接種や採血などでイメージする注射とは異なり、痛みはそれほどありません。
なぜならインスリン注射で使う専用の注射針は、採血用の注射針とは違い、痛みが少なくなるようデザインされているからです(採血で使う注射針の3分の1ぐらいの細さで針の先も特殊なカットがしてあり、痛みが少ないように工夫されています)。
インスリン療法は早期に始めることが効果的です
上述した通り、インスリンを体外から補充することによって、無理にインスリンを出そうとする膵臓の働きすぎを防ぎ、疲れた膵臓を一時的に休めることができます。
そのため、インスリン療法は早期に始めることが効果的です。近年では、高血糖毒性をとり除くために、早期からインスリン注射薬を使ったり、また比較的軽症の糖尿病にもインスリン注射薬を用いる場合があります。
ですので、主治医にインスリン療法を勧められたら積極的に受け入れるようにしてください。
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会が発表した「糖尿病標準診療マニュアル」でも、いくつかの経口薬を併用しても血糖コントロールが改善せず,HbA1c 9%以上が持続するなら、インスリン療法を積極的に始める必要があると伝えています。
インスリン療法についてご相談したい方はいつでもご相談下さい
糖尿病になっても、初期段階では自覚症状がありません。
そのため健康診断や、ほかの病気の検査をしている時に偶然見つかるということも多々あります。健康診断で糖尿病の可能性を指摘された方はもちろん、日常生活の乱れを自覚していて、「糖尿病の症状かもしれない…」と気づかれた方は、早めに受診することをお勧めします。
糖尿病にお心当たりのある方、あるいは検診などで血糖値に異常を指摘された方などいらっしゃいましたら、まずお気軽にご相談ください。
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2023.01.21
糖尿病と高血圧の関係
糖尿病・代謝内科に関する記事です。
糖尿病患者さんにおける「高血圧」の頻度は非糖尿病者に比べて約2倍高く、高血圧患者さんにおいても糖尿病の合併頻度は2~3倍高いと報告されています。
この記事では、糖尿病患者さんに向けて「糖尿病と高血圧の関係」を解説していきます。後半部分では「糖尿病と高血圧の予防」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
糖尿病の血圧値について
糖尿病と高血圧予防
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
【糖尿病と高血圧予防】運動
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
糖尿病の方がなぜ高血圧になりやすいのか
糖尿病患者さんは「高血圧になりやすい」といわれています。なぜ糖尿病の方は高血圧になりやすいのでしょうか。糖尿病患者さんが高血圧になりやすいのには、以下の理由があげられます。
【糖尿病と高血圧の関係1】高血糖で循環血液量が増えるからです
血糖値が高い状態では、血液の浸透圧が高くなっています。そのため、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓からの水分の吸収が増えたりして、体液・血液量が増加し、血圧が上昇します。
【糖尿病と高血圧の関係2】肥満
2型糖尿病患者さんには肥満が多いのが特徴です。肥満になると交感神経が緊張し、血圧を上げるホルモンが多く分泌されるため、高血圧になります。このようなことから、糖尿病患者さんは高血圧になりやすいと考えられています。
【糖尿病と高血圧の関係3】インスリン抵抗性があるからです
インスリン抵抗性とは、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態です。インスリン抵抗性は、インスリンが効きにくくなったのを補うためにインスリンが多量に分泌され「高インスリン血症」を招きます(インスリン抵抗性自体が糖尿病の原因にもなります)。高インスリン血症では、交感神経の緊張、腎臓でナトリウムが排泄されにくい、血管壁を構成している細胞の成長が促進されるといった現象が起きて、血管が広がりにくくなり、血液量も増え、血圧が高くなるのです。
<高血圧とは?>
高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれています。高血圧が引き起こす合併症について知りたい方は「高血圧の症状にお困りの患者の方へ」をご覧ください。
糖尿病の血圧値について
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、糖尿病患者さんの降圧目標を、130/80mmHg未満としています。ただし、高齢者では厳しい血圧コントロールは、ふらつきや起立性低血圧などの原因となる可能性があるため、やや高めに設定されています。高齢者では、それぞれの患者さんの病気の状態に合わせて慎重に血圧コントロールをしていきます。詳しくは「高血圧治療ガイドライン2014」に記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。
糖尿病と高血圧予防
糖尿病と高血圧予防に有効な対策は「食生活の改善」と「運動」です。順番にご説明していきますね。
【糖尿病と高血圧予防】食生活の改善
食事は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよく噛んで、腹八分目で食べるよう心掛けてください。バランスのとれた栄養を1日の必要量のカロリーでとることで、すい臓の負担は軽くなり、すい臓の能力は回復されます。
糖尿病と高血圧予防|食事のポイント
糖尿病と高血圧を予防するためには「食べ方」も大切です。食事する際は以下のポイントに注意してください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント1>野菜類から食べる
野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は、野菜類から食べるようにしてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント2>ゆっくり食べる
早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント3>規則正しく3食を食べる
1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく「3食」を食べることを心掛けてください。
<糖尿病と高血圧予防|食事のポイント4>腹八分目
慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。
【糖尿病と高血圧予防】運動
運動をすることで、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進され、インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。また、長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。なお、おすすめの運動は「有酸素運動」と「レジスタンス運動」です。それぞれの運動については下記をご覧ください。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動1>有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことです。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。有酸素運動は時間をかけて体を動かすため「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」などの効果が期待できます。
<糖尿病と高血圧予防|おすすめの運動2>レジスタンス運動
レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。スクワットや腕立て伏せ・ダンベル体操など、標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動をレジスタンス運動と言います(レジスタンス(Resistance)は和訳で「抵抗」を意味します)。レジスタンス運動は、筋肉量増加・筋力向上・筋持久力向上を促す筋力トレーニングとして高齢者からアスリートまで広く行われています。
糖尿病と高血圧予防|運動の頻度について
運動の頻度は「できれば毎日」少なくとも週に3~5回行うのが良いといわれています。しかし、普段から運動に親しんでいない方(または高齢の方)などでは、急激な運動はかえって体の負担となり、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。ですので、無理のない範囲で行なってください。運動は定期的に長く続けられることが秘訣です。自然の中で風景を堪能しながらの「ウォーキング」や楽しく続けられる「スポーツ」など、自分にあった運動の方法を探してみてくださいね。
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2022.10.05
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